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Coffee Break

こけし  

●『こけし』というものは、実に素朴な玩具です。今でこそ、伝統こけしはインテリアとかコレクターズアイテムとして、観賞の対象にされていますが、もともと、子供の遊び道具の一つ『木童(きぼこ)人形』と言う玩具。                ●山から木材を切り出し、お椀とか、茶たく、そのほか様々な日用雑器の木地を挽いていた木地師たちが、自分の娘のために作ったのが始まりとか。



 


                       
                            
●蔵王に来て初めて判った気がする。本当に『ノンビリ』することってどんなことなのか。私は気楽な旅人・・女一人旅?!

●日の高いうちに温泉街をちょっとぶらぶら。『大露天風呂』なんて言う看板があるじゃない。ウワァッ〜と思って、早速出発!

●ヘ〜ィ、女風呂と男風呂があるんだ。混浴じゃないのね。ちょっと安心、少しガッカリ? でもいいっか? 何事も体験。脱衣処の東屋で服を脱ぎ、お風呂へ・・・・・なんて広いんだろう・・・・これが第一印象。湯船につかり手足を思いっきり伸ばしてみました。 ア〜ァ気持ちいい。私って幸せ者!! 耳を澄ますと谷のせせらぎ、森の奥からは野鳥のさえずり、これが自然の豊さかなんだわ。蔵王って何だか素敵な処・・・。『ノンビリ』することってどんなことか判った気がする。

   ★温泉街

●温泉のお陰でつるつるシットリのお肌。火照った躰を涼ませながら大露天風呂を後にして坂道を下ると、そこは温泉街。
ゆで卵のすえたような匂いが立ち籠めています。これは温泉の主成分『イオウ』の匂いだとか。どこか懐かしい匂い。鄙びた感じで、古い湯治場の面影をかすかに残す匂いかも知れません。

●お土産物屋の店先にちょっと珍しいものを見つけました 。七輪の上に大きな鍋が掛けてあってそこから白い湯気が立っています。
『いらっしゃいませ!?』 店の奥から年輩の女将さんが出てきて『一本どうだべ、半日煮込んであっから味はよっく染み込んでっじぇ』と、人懐っこく笑いかけてきます。
『これ何ですか?』
玉こんにゃくだな』
『こんにゃく??? なんだかジャガイモみたい』
『信じられないんだったら食べて見て・・・』
『1本いくらですか?』
『100円だず』
『それじゃ1本下さい・・・フゥーフゥー』 息を吹き冷ましながらガブリ。ジャガイモの歯ごたえとはまったく違う、正しくコンニャク。芳ばしいお醤油の香りが口いっぱいに広がる。
『まだ来てけろな』
『はい、どうも有り難う・・・又ね・・・』
 私は一礼してその場を離れた。いつまでもコンニャクの温もりが心に染みていた。

上湯共同浴場

●上湯は旅館街の上部にあり、直源泉である。湯量は非常に多く、毎分4000リットルを越える。

●場所は酢川神社の参道にあり、木造の建物、木造の浴槽。入り口はアルミのドアだが、中はすべて木でできていると言うわけ。

●白濁した湯で、嘗めてみると非常に酸っぱい。温泉分析表によると温度49.7度、PHは1.35。

●浴室に水道の蛇口はない。体を洗うためではなく、純粋に温泉を楽しむための共同浴場だ。

●入り口に料金箱がある。一回200円。共同浴場の修理と酢川神社の維持費に・・。

川原湯共同浴場

●川原湯共同浴場は、裏通りの路地奧にある。古びた趣きが何とも言えず良い。上湯と同じ程度の広さで、同じく200円の寄付。

●湯船は岩を削ったような作り。底にスノコがはめ込んであり、その下から温泉が湧いてくる。

●温度は48.1度、PHは1.45でここも強酸性であるが、上湯とは源泉が違うのが分かる。